FILTER関数で行ばかりフィルターしてませんか？

FILTER関数って、自分も行でフィルターする時ばかり使いがちなんですが、よくよく考えると列に対するフィルターもできるんですよね。

みなさんも忘れがちな列でのフィルター機能を使って、FILTER関数をより使いこなしましょう。

FILTER関数、列のフィルター

そもそもフィルター関数って何だっけ？という方の為に。

指定した範囲から、指定した条件に合うデータのみ抽出する関数です。Excelのフィルター機能を関数でできるようにしたってイメージですね。

引数	説明	省略可否
配列	フィルターしたいデータ範囲を指定します。	必須
含む	フィルターの条件を指定します。	必須
空の場合	条件に一致するデータが無い場合に返す値を指定します。	省略可

列でフィルターというのは下記のようなことを指します。

左の表からBとDの列のみ抽出しています。

ちなみに上記の例は下記のように関数が組んであります。
※関数をわかりやすくするため、左の表はテーブル化して、テーブルに「サンプル」という名前を付けてあります。

=FILTER(サンプル[#すべて],サンプル[#見出し]<>”A”)*(サンプル[#見出し]<>”C”))

他にもカラム（列）を操る関数は下記のようなものがあります（一例です）。

指定した範囲の重複データを指定した方法で抽出します。

引数	説明	省略可否
配列	重複を削除したい範囲を指定します。	必須
列の比較	重複を検査する方向を指定します。省略時は「FALSE」 TRUE：列方向 FALSE：行方向	省略可
回数指定	抽出方法を指定します。省略時「FALSE」 TRUE：重複の無いデータのみ抽出 FALSE：重複するデータを削除し抽出	省略可

まあ、そのまんまですね。下記のように重複を削除します。
※下の例は「回数指定」を省略(FALSE)しています。

指定した範囲から、基準にした列または行を並び替えて配列を返します。

引数	説明	省略可否
配列	並び替えたい範囲を指定します。	必須
インデックス	並べ替えの基準となる列または行の位置を、先頭を1として指定します。	省略可
順序	並べ替えの順序を以下のように指定します。 1：昇順 -1：降順	省略可
基準	行・列どちらで並び替えるか指定します。 TRUE：列で並び替える FALSE：行で並び替える	省略可