どうもasです。
独学で何か知識を付けたい、スキルを身に付けたいと思う事はあっても、いざ勉強しようとすると何から手を付けていいかわからない。
そんな問題に悩んでませんか?
独学とは学校や塾とは違い、あらかじめ用意された教材も無ければ、わかりやすく教えてくれる先生もいません。
今日は、独学で何かを学びたいけど何を調べたらいいのか、自分が知りたい事はどこにあるのかという『独学のための準備』の段階で挫折しまうあなたに、独学のコツやテクニックを紹介していきたいと思います。
独学をしたい人のための最強独学術
独学で何かを学びたいと思っている人のためにおススメする7つのコツ。
- 自分の意志の弱さ知識の無さのせいにしない
- 独学は一人でやるものと決めつけない
- 正しい情報を選択する
- セルフモニタリングをする
- グリース・ザ・グルーブ (GTG)で無理せず始める
- 習慣の行動きっかけを増減させる
- 下位互換の知識から学ぶ
以上、では詳しく説明していきます。
マインド編
私は独学だけに限らず、新しいことを始める前には自分のマインドセットから始めることをおススメしています。
これはモチベーションを保つこともそうですが、間違えた方向に進まないため、目的に最短でたどり着くためにやっています。
ここから重要なことを言いますよ。
『考え方や心の在り方が間違った状態でスタートしてしまうと、せっかくの努力が自分の意図する方向と違う方向に進んでしまいます』
そして結局目的を達成できず、達成感や満足感を感じる事ができずに、苦手意識ばかりが膨らんでいくでしょう。
このブログ記事では
・心の在り方
・前提条件とする考え方
の2つをマインドと定義します。
自分の意志の弱さ、知識の無さのせいにしない
これは独学というか、何に対しても言える事ですが、自分の周りによくこんな人いませんか?
「まだ心の準備ができてないから」とか、
「○○さんみたいに強い意志さえあれば」とか、
あるいは、
「○○の知識が無いから」とか、
「○○の経験が無いから」とか。
そう、よくいる『やるやる詐欺』です。
これは心や意志というものに責任を押し付けているだけに過ぎません。
心や意志もあなた自身、あなたを構成する一つであって、それを含めてあなた自身です。
また、知識・経験が無いというのを言い訳にする人は論外です。
それを言い訳にする人はあらゆることで成功している人は、知識や経験をあらかじめ持ってこの世に突如現れたとでも思っているのでしょうか?
独学で何かを始めることは、自分が何ができない、何がわからないかを知る作業とも言えます。
今、この文章を読んで何かを学びたいと思っているあなたならきっと、自分のできない事、わかない事を知った時に、あなたは知的好奇心をくすぐられ学び続けることができるでしょう。
まずは始めること。それが重要です。
独学は一人でやるものと決めつけない
独学とは読んで字のごとく孤独に学ぶ孤学をイメージすると思います。
なので頑張って何でも自力で学ばなくてはいけないと思っている方が多いんじゃないでしょうか?
確かに独学と言う言葉を辞書で調べると、一人で学ぶというような意味が出てくると思います。
しかし、私は『自由に学べる、学び方を自らが選べる』ことが独学であると考えています。
三人寄れば文殊の知恵ではないですが、一人で何でも学ぼうとせずに、時にはその道のプロに指導を仰ぎ、時には仲間を作り同じ目的の為に学習するという事を自分で考え行動していれば、それも立派な独学だと考えます。
その時々で自分が師とする人を変え、仲間を変えながら、自分の目的に向かう事ができるのも独学のメリットですね。
正しい情報を選択するスキルを身に付ける
今やインターネットの検索窓で関心のあるキーワードを入力すれば誰でも欲しい情報が手に入る時代です。
しかし、インターネット上に転がっている情報は全てが正しいとは限りません。
例えば当サイトasblogにおいても、過去に誤った情報を記載した記事をアップしてしまったことがあります。
もちろん、常に間違いのない情報かどうかと言うのは気を付けていますし、ご指摘を頂ければすぐに修正するつもりではいます。
しかし個人でサイトを運営していく以上、なかなかチェック機能と言うものが働きづらく、今後も間違った情報をアップしてしまうリスクが常にあります。
これは私のサイトに限った事ではなく、個人で運営しているサイトは多数存在し、それらのサイトもまたそのようなリスクと隣り合わせでサイトを運営しています。
また、自身の販売する商品を売る為に、意図的に誤った情報を流したり、誇大広告を出しているサイトなどもあります。
独学とはそういった数ある情報を自分で自由に選択する事ができる反面、その情報の正確性を自分で判断する必要があります。
なので、多少手間だと感じたとしても、決して一つの情報発信で満足することなく、一つの情報に対して複数の情報発信者からの情報を照らし合わせることをおススメします。
自分を過信してはいけませんが、その行為を続けながら色々な知識をインプットしていくと、『これは違うんじゃないか?』『この情報は嘘だな』という間違った情報を直感的に見分けるスキルと言うのも上がっていき、学習効率は自然と上がっていきます。
スキル編
ここでは、独学で学ぶことに何度も挫折してしまっている人の為に、独学を継続させるための実用的な手法を紹介していきます。
セルフモニタリングをする
前項で『自分の意志の弱さ、知識の無さのせいにしない』と言う話をしましたが、こういった理由を言い訳にしている人もいませんか?
『今は仕事が忙しくて時間が無いから』とか、
『まとまった時間が取れないから』とか。
実はこれ、大抵の人は勘違いなんです。
まあ、多くの人は時間が無いというのは言い訳に過ぎないことに気づいているはずなんです。
ただ自分が努力をしていない事実に理由付けしたいだけなんです。
しかし、セルフモニタリングをやると、そんな時間を言い訳にするのが恥ずかしくなるはずです。
セルフモニタリングとは、自分の行動の実績を書き起こして、客観的に自分の行動を観察する事です。
よくスケジュール表に自分の行動予定を立てる人はいると思いますが、セルフモニタリングはあくまでも『実績』です。
毎日記録を付けるのは大変な作業だと思いますので、まずは2、3日でいいので、自分の行動実績をなるべく細かく(理想は分単位)記録を付けてみてください。
すると、多くの人は1日の中に自由な時間がかなり隠れていることに気づきます。
セルフモニタリングをしてもほとんど自由な時間が無い方は、お疲れ様です。
あなたは十分頑張っていると思います。
そんなあなたは、自分の行動実績の中でホントに必要な行動かどうかの精査をしていくことをおススメします。
このセルフモニタリングとは、一日にどれだけの時間を浪費しているかという事を可視化する事により、時間を言い訳にする事がどれほど恥ずかしいことかを気付くためにやります。
グリース・ザ・グルーブ (GTG)で無理せず始める
グリース・ザ・グルーブとは元ソ連の特殊部隊の教官だったパベル・ツァツーリンが提唱する筋トレの方法です。
このトレーニング方法は簡単に説明すると1セットで高負荷のトレーニングを疲れない程度の回数行い、1日を通して空いている時間に数セットのトレーニングを行うという方法です。
この方法は実際に筋肉の増強に向いているトレーニング方法ではありませんが、筋トレの素振りのような役目があります。
このトレーニングを続けることにより、自分の中でより負荷のかかる動きを確認することができ、筋トレの効率を向上させる働きが期待できるとともに、無理なく続けられるというところから、挫折しずらく、達成感や満足感を感じる事ができ、また継続力の自信へと繋がります。
これは脳のトレーニングにおいても同じです。
一日の空いた時間に思い出した時でいいので、自分が会得したい知識の勉強を数分でいいのでしてください。
ただし、できれば最初の内はもっと勉強をしたいと思っても短時間で切り上げてください。
それを続けることにより学習の精度が上がり、いざ長時間の学習に臨むときに、効率よく知識を吸収することができるので、自分の成長を実感する事で挫折へ繋がりにくい精神状態を作りやすいからです。
まずは無理せず学習を継続して行う事により、習慣化させることを目標としましょう。
習慣の行動きっかけを増減させる
これは今回紹介するテクニックの中で最も単純で当たり前のことですが、意外と一番効果のある方法かもしれません。
そのテクニックとはずばり『自分が悪いと思う習慣の行動きっかけを減らし、自分が良いと思う習慣の行動きっかけを増やす』ことです。
もう少し詳しく説明します。
例えばこの記事を読んでいる人の多くは独学によって効率よく知識・スキルを身に付けたい、独学を継続させる力を身に付けたいと考えていると思います。
それはつまり、『独学をする習慣を身に付けたい』という事です。
自分が習慣化したい行動が決定したら、次はその妨げとなる悪い習慣を考えます。
多くの人に当てはまりそうなのは、
・特に目的も無くテレビをだらだら見てしまう。
・スマホで永遠とSNSを見たり、スマホゲームに時間を費やしてしまう。
・布団の中でだらだらと過ごしてしまう。
とかでしょうか。
次に自分の中で良い習慣と悪い習慣が決定したら、それぞれの『行動のきっかけ』となるものを考え、良い習慣の行動きっかけを増やし、悪い習慣の行動きっかけを減らします。
例えば良い習慣の行動きっかけを増やすためには、隙間時間に勉強するのに重たい本を持ち歩くのが面倒なのであれば、Kindleなどで電子書籍を持ち歩く等。
悪い習慣の行動きっかけを減らすためには、テレビの無い部屋に移動してみたり、スマホを鍵のついた箱にしまったり、朝起きたら布団を畳んで一度しまってしまう等。
人間の意志はそう強くありません。
あなたが尊敬する人も、意志が強いのではなく、自分をしっかりと分析して、自分の悪い習慣の行動のきっかけを排除しているだけに過ぎないのです。
下位互換の知識から学ぶ
独学に臨む人とって、どこから学べばいいかがわからないという一つの壁があります。
この問題についての解決方法を一つ紹介します。
それが『下位互換の知識から学ぶ』です。
例えば、あなたが何の知識もないまま『ビットコインで儲けたい』と考えた時、何から学べばいいでしょうか?
多くの人はグーグルで『ビットコイン 投資法』とか『ビットコイン 儲け方』等の検索キーワードで検索したり、『ビットコイン最強投資術(仮)』などのタイトルの書籍を購入したりして勉強をするのではないのでしょうか?
しかし、それらの検索結果や書籍は『ビットコインとは何か』『どういう仕組みか』はたまた『投資の基本』などと言った内容は前提知識として省略されていることが多いでしょう。
そしてその前提知識の無いあなたがその文章を読んでも意味が分からなかったり、理解するのに時間がかかり、学習効率が著しく下がってしまいます。
そして挫折へと繋がる。。。
このような事態を避けるために紹介するのがこのテクニックです。
やり方は簡単で、最終目標が『ビットコインで儲けたい』なのであればそこをスタート地点とし、連想ゲームを始めます。
そして連想ゲームで出てきたキーワード中で一番基本的なキーワードから順に最終目的の『ビットコインで儲けたい』に繋がるように並び替えます。
ここまでやったら、後は最終目的から離れているキーワードを
・理解している
・何となく理解している
・わからない
と区分し、何となくわかるレベルの知識から学習を始めるとあなたに合ったレベルの学習からすんなり始めることができます。
そして多くの場合はそこでまた新しい言葉を知り、それに派生する知識を知る必要もあるでしょう。
知識とは終わりの無い宇宙のような存在です。
しかし、そうやって知識を一つ一つ増やして、知識を繋いでいくことにより、それが星団となり銀河となり銀河団となっていくことでしょう。
まとめ
独学とは自分で好きなことを好きな時間に好きなやり方で勉強する事ができるメリットがある反面、あなたが勉強をしない事を咎める人はいません。
なので、とにかく重要なことは無理をせず、まずは習慣化させる事に注力しましょう。
そして、少しずつ知識を増やし、継続する力がついてきたときに、あなたの独学への苦手意識は薄れていくでしょう。
今回紹介した考え方、手法は読書猿さん著書の『独学大全ー絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』という本を参考に自分なりにアレンジしたものです。
この本には今回紹介していない、より実用的な独学のテクニックがまだまだたくさん盛り込まれているので、気になる方は下記リンクより是非購入してみてください。
出典:Amazon
独学大全ー絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法
著:読書猿