どうもasです。
本日はExcelのSTDEV.S(SRDEV)/STDEVA関数について解説していきます。
それではいってみましょう~。
STDEV.S(STDEV)/STDEVA関数
用途
STDEV.S関数は、指定した範囲内に含まれる数値を標本とする標準偏差を求めます。
STDEVA関数は、指定範囲内に含まれる空白以外の値を標本とする標準偏差を求めます。STDEV関数はSTDEV.S関数の互換関数です。
基本形
=STDEV.S(数値1[,数値2,…,数値N])※N1~255
=STDEVA(値1[,値2,…,値N])※N1~255
標準偏差とは
標準偏差とは、ばらつきのある一つのデータ群の中で、ばらつき具合を示す指標の一つです。標準偏差は『(各データの偏差の2乗÷(データ数-1)の正の平方根』で求めます。
使用例
標準偏差を求める
上図で分かるようにVAR.S関数の結果『178.057971』の平方根と、STDEV.S関数の『13.34383644』は一致していることがわかります。
また、STDEV.S関数は文字を無視するのと違い、STDEVA関数は文字を『0』とみなすので結果が異なります。
STDEV.S(STDEV)/STDEVA関数の注意点
STDEV.S(STDEV)/STDEVA関数の様々な注意点について解説します。
指定範囲(数値、値)について
数値及び数値の入ったセルやセル範囲を指定します。
連続したセルを指定する際は『:(コロン)』をデータの始セルと終セルで挟みます。また、不連続のセルを指定する際は、指定したいセルとセルを『,(カンマ)』で区切ります。
STDEV.S(STDEV)/STDEVA関数に含まれる値について
STDEV.S関数に含まれる、『文字』『論理値』『空白セル』は無視されます。数値にエラー値が含まれる場合は結果はエラーになります。
STDEVA関数に含まれる、『空白セル』は無視されますが、『文字』『論理値』は数値としてみなされます。『文字』と『論理値FALSE』は『0』、『論理値TRUE』は『1』としてみなされます。数値にエラー値が含まれる場合は結果はエラーになります。
STDEV.P関数について
STDEV.S(STDEV)関数やSTDEVA関数の類似関数で『STDEV.P関数』や『STDEVAP関数』という関数があります。
データ群の平均値から各数値の差の絶対値のことを『偏差』と言い、データの分散を求める際、冒頭で述べた通り、STDEV.S関数とSTDEVA関数は『各データの偏差の2乗÷(データ数-1)の正の平方根』で求めます。
一方、STDEV.P関数とSTDEVPA関数は『各データの偏差の2乗÷データ数の正の平方根』で求めます。
まとめ記事
Excel関数のまとめ記事です。
是非参考にしてください(^-^)