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Excel関数大全!~QUARTILE.INC(QUARTILE)関数~

どうもasです。

 

本日はExcelのQUARTILE.INC(QUARTILE)関数について解説していきます。

 

それではいってみましょう~。

 

QUARTILE.INC(QUARTILE)関数

用途

配列に指定したデータの四分位数を求めます。四分位のどの位置の値を求めるかは戻り値で指定します。

四分位数とは、データを降順で並べ4分割した時にそれぞれの位置にある値のことを言い、小さい方から順に第1四分位数、第2四分位数(中央値と同じ値)、第3四分位数と言います。

 

基本形

=QUARTILE.INC(配列,戻り値)

 

ワンポイント

QUARTILE関数はQUARTILE.INC関数の互換関数です。

 

 

使用例

四分位数を求める

前述でも述べた通り、データを降順で並べ4分割した時にそれぞれの位置にある値のことを言います。

言葉で説明しても分かりづらいので、下図を見てみましょう。

このように指定した配列内のデータを4分割にして、小さい方から指定した戻り値の位置にある数値を結果として返します。

『0』を指定した際は最小値(MIN関数と同じ結果)、『2』を指定した時は中央値(MEDIANと同じ結果)、『4』を指定した時は最大値(MAX関数と同じ結果)を返します。

 

 

QUARTILE.INC関数の注意点

QUARTILE.INC関数の様々な注意点について解説します。

 

指定範囲について

QUARTILE.INC関数で指定する配列は連続したセルしか指定することはできません。

連続したセルであれば行・列どちらに指定範囲を伸ばしても機能します。

 

配列に含まれる値について

配列内に含まれる、『文字』『論理値』『空白セル』は無視されますが、エラー値が含まれる場合は、QUARTILE.INC関数の結果もエラーになります。

エラーを回避したい場合はAGGREGATE関数の『集計方法17』を使用しましょう。

 

戻り値について

戻り値に指定できるのは『0~4』までです。それ以外の数値を指定すると『#NUM!』エラーになります。

また、『0~4』の数値で小数を含む値を指定すると、小数点以下切り捨てとなります。例えば『3.5』と入力すれば、小数点以下の『0.5』が切り捨てられて『3』として認識されます。

 

QUARTILE.EXC関数について

基本的にQUARTILE.EXC関数もQUARTILE.INC関数と同様、四分位数を求める関数ですが、QUARTILE.EXC関数で指定できる戻り値は『1~3』です。

『0』や『4』を指定した場合は『#NUM!』エラーとなります。

 

 

まとめ記事

Excel関数のまとめ記事です。

 

是非参考にしてください(^-^)

 

     

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