どうもasです。
本日はExcelの日付/時刻関数を使う前の基本知識について解説していきます。
それではいってみましょう~。
目次
日付/時刻関数
シリアル値
日付や時刻を計算するにはシリアル値というもの理解する必要があります。
シリアル値とは、Excel内部で日付と時刻を表す数値のことで、整数と小数で構成されています。
整数部が日付で小数部が時刻を表します。
日付のシリアル値
日付のシリアル値は『1900年1月1日』を『1』とした整数の通し番号です。
シリアル値を確認するためには書式の表示形式を『標準』にします。
- 1900年1月1日を『1』として各日付にシリアル値が割り振られています。
- シリアル値の最大は9999年12月31日でそれ以降の日付にはシリアル値が割り振られていません。
時刻のシリアル値
時刻のシリアル値は『24時間で1』とする小数です。
午前0時0分0秒を『0』として正午12時を『0.5』、翌日の午前0時0分0秒は再び『0』にリセットされます。
- 0時0分0秒を『0』とし6時は『0.25』(1×6÷24)、9時は『0・375』(1×9÷24)となります。
- 24時のちょうど半分の12時は『0.5』となります。
- 24時は『1』と表示され48時では『2』と表示されます。
ワンポイント
24時を超える時間の場合、通常の表示形式だと『0:00』と表示されてしまいます。
初期状態では時刻の表示形式は『h:mm』となっているのでユーザー定義で『[h]:mm』という表示形式を作れば『24:00』と表示されるようになります。
Excel内の日付と時刻の認識
日付の認識
下記の文字で年月日を区切っても全てExcel内では日付として認識されます。
- 年月日を『/(スラッシュ)』で区切った場合です。
- 年月日を『-(ハイフン)』で区切った場合です。
- 年月日を『.(ピリオド)』で区切った場合です。この場合は年を元号で入力します。
- 年月日を『年、月、日』で区切ります。
時刻の認識
下記の文字で時分秒を区切っても全てExcel内では時刻として認識されます。
- 時分秒を『:(コロン)』で区切った場合です。
- 時分秒を『時、分、秒』で区切った場合です。
- 時分の後に『 AM(半角スペース&AM)』を入力した場合です。この場合午前9時なので『9:00:00』と表示されます。
- 時分の後に『 PM(半角スペース&PM)』を入力した場合です。この場合午後9時なので『21:00:00』と表示されます。
日付と時刻の計算
日付の計算
各日付にシリアル値が割り振られていることを利用して下記のような計算ができます。
- B4セルで『2020/4/5』と『8』を足しています。これにより2020年4月5日の8日後を求めます。
時刻の計算
各時刻にシリアル値が割り振られていることを利用して下記のような計算ができます。
- 開始時刻に3を足しますが、ただ3を足しただけだと『3日後』と認識されてしまうので、24で割って換算する必要があります。
まとめ記事
Excel関数のまとめ記事です。
是非参考にしてください(^-^)