どうもasです。
本日はExcelのデータベース関数を使う前の基本知識について解説していきます。
それではいってみましょう~。
データベース関数
用途
指定した表(データベース)で任意の条件を設定して、条件と合致する列(フィールド)の集計を行います。
基本形
=データベース関数名(データベース,フィールド,条件)
ワンポイント
データベース関数は全部で12種類ありますが、そのほとんどの使い方が同じですので、少し特殊な関数で敬遠されがちですが、基本さえ押さえてしまえば特段、難しい関数ではありません。
また、データベース関数名は全て関数名の頭に『D』が付きます。
DSUM関数の基本構成
『販売表』内のデータを『条件』を指定して、『集計』で合計値を求めています。
上図のようにH3セルにデータベース関数を入力します。
販売表(項目名を含む)をデータベースに指定して、条件にE7(金額)を指定、最後に条件(項目名を含む)を指定します。
これで『条件』の表に入力した条件に合う行のフィールド(金額の入力された列)の合計値がH3に表示されます。
ワンポイント
データベースと条件の項目名は必ず同じにしましょう。
一度このような表を作れば条件を変えるだけで様々な数値の合計値が集計できます。
試しに先ほど例に条件を付け加えます。
このように条件を付け加えると、データベース上の条件に合致した数値のみをH3セルに反映させます。
他のデータベース関数での使用例
他のデータベース関数と言っても、基本構成は変わりませんので、関数名を置き換えるだけです。
例えば先ほどの例の関数を『DMIN』に置き換えます。
このように関数名を変えるだけで『DGET関数』を除く11種類のデータベース関数は集計値を求めることができます。
同じ条件で複数の集計結果を得る
下図のように表を作成すれば、同じ条件表を使って、別の集計結果を求めることが可能です。
この図のH3セルとH4セルのデータベース関数の構成は『データベース』と『フィールド』までは同じです。
しかし最後の『条件』の範囲を変えてあります。
これによりH3セルは『2020/4/13の商品A+2020/4/15の商品B』の金額の合計値、H4セルでは『2020/4/13+2020/4/15』の金額の合計値をしゅうけいします。
このように一つの条件表を操作するだけで別々の集計結果を得ることができます。
条件の応用
上図のように条件表を作ると複数条件を満たす数値のみ集計できます。
全ての条件を満たす(AND)
項目名はデータベースの項目名と同じであれば、複数追加することができ、また順番も問いません。
上図のように同じ行で項目名の列を追加することにより、商品Aの中で数量が『3以上、5未満』という条件で集計することができます。
いずれかの条件をみたす(OR)
上図のように行を追加すれば『商品Aまたは商品D』いずれかの条件を満たす数値を集計します。
ANDとORの組み合わせ
上図のように行と列を追加すると『商品Aで数量が3以上、5未満』または『商品Dで数量が3以上、9未満』の条件を満たす数値を集計できます。
ワンポイント
上記の例で使用した比較演算子(<、>、=)は数値のほかにも日付などでも使う事ができます。
ワイルドカード
文字の一部を『*(アスタリスク)』や『?(クエスチョンマーク)』に置き換えることにより『食品』というワードを含む数値を集計する事ができます。
まとめ記事
Excel関数のまとめ記事です。
是非参考にしてください(^-^)